女性ホルモンが関係している更年期の手と手首の痛み - 高槻市の整体院なら女性専門の整体院天使のわ

更年期は人生の中でも無理が効かない身体になる変化を少しずつ受け入れる時期です。

身体の中では自覚症状のないまま少しずつ、または急激に変化がおきています。
風邪や切り傷擦り傷が治りづらいなぁといったことを感じることからはじまり、女性の手や手首の不調といった身体に自覚症状の出る頃には、老化という言葉を身近に感じるようになってショックを受けているかもしれません。

しかし更年期だから、老化だからと言って痛みやしびれといった不調を仕方がないといってがまんしないといけないものではありません。

このブログでは、私の整体師としての知識と経験から女性の更年期における手や手首の痛みについて詳しく書いています。

女性ホルモンが関係する手や手首の痛み

女性ホルモンが関係する手や手首の痛みの代表的なものに、ドケルバン病やばね指といった腱鞘炎、へバーデン結節、ブシャール結節、母指CM関節症といった関節が変形してくるもの、そして神経が圧迫される手根管症候群があります。

【腱鞘や腱が痛む】
腱鞘炎
筋肉は腱となって骨にくっつくことで曲げる伸ばすといった動きを可能にしています。
腱鞘とは、腱を包む筒状のものです。骨から腱が離れないようにつなぎ止めています。筋肉の曲げる伸ばすといった動きに伴って腱は腱鞘の中を往復するように動きます。

正常であれば腱が腱鞘の中でスムーズに動くものが、腱鞘および腱が腫れたりする事で腱鞘と腱が擦れて動かしたり、力をいれたりすると痛む、患部が腫れる、力が入れづらくなるといった症状がでるのが腱鞘炎です。
ドケルバン病・ばね指といったものがあります。

ドケルバン病
母指と手首をつなぐ2本の腱・腱鞘の炎症です。
母指の動きに伴って痛みます。

バネ指
手の指でおこるもの、指の腱鞘炎です。
指の曲げ伸ばしで引っかかりができ痛みます。

【変形を伴い関節が痛む】
ヘバーデン結節・プシャール結節・母指CM関節症
ヘバーデン結節では各指の第一関節
ブシャール結節では各指の第二関節
母指CM関節症ではCM関節
で関節を支えている靭帯がゆるんできて軟骨がすり減ったり、骨のでっぱりができたり関節が亜脱臼したりします。
骨が腫れたり、変形したり、指が伸びなくなったり、こわばりや痛みがでます。

【神経が痛む】

手根管症候群
手根管は手首の骨と横手根靭帯に囲まれたところで、指を動かす9本の腱と正中神経が通る場所です。
この手首にある神経の通り道で神経が圧迫されて、母指から薬指にかけて、痛みやしびれといった症状がでます。

女性ホルモンの影響で手や手首に痛みが出る理由

女性ホルモンの分泌が急激に減少してくる更年期になると、手や手首に不調がでることがわかっています。

女性ホルモンというと一般的に卵巣から分泌されるエストロゲンとプロゲステロンを指します。
このうちエストロゲンが女性らしいしなやかな潤いのある身体を形作る働きをしています。
生理や妊娠、出産にかかわる事だけではなくエストロゲンは、破骨細胞の働きを抑えたり、腱や皮膚の原料となるコラーゲンの維持、カルシウムの血中濃度の維持などの重要な働きをになっています。
そのおかげで骨、軟骨、靭帯、腱、皮膚、血管などは健康な状態に保てています。

それが、更年期に差し掛かってエストロゲンの分泌が急激に減少してくると、骨密度の低下、骨、軟骨、靭帯、腱、皮膚、血管などは劣化がおき、さらには手の使いすぎが重なって腱などの微細な断裂や関節の変形につながり痛みを引き起こすことのなります。

こういった女性ホルモンの分泌が減少することによっておこる身体の変化は、個人差はありますが閉経前5年くらいからはじまり、閉経後5年くらいは続きます。
ホットフラッシュといったわかりやすい更年期症状が強く出ている、またはほとんど出ていないにかかわらず誰にでも身体の中でおきている変化です。

病院に行った方がいいもの

手をついて転んだことがあったり、打ち身になったいった外傷
炎症や腫れなかなかおさまらない
痛みがどんどん増す
といった場合は、リウマチやわずかな骨折を伴っている場合もあるで自己判断するのではなく医療機関に相談してください。

更年期で手や手首に痛みがある場合の過ごし方

更年期の手や手首の痛みは特別な力仕事が原因になるとは限りません。
介護やお孫さんのお世話といったもの
スマホの操作といった小さい動きでも同じ動きを繰り返す動き
パソコン操作のように常に手首を曲げている姿勢
草引きといったつまむ動作の繰り返し
が手や手首の負担になります。

負担の大きい作業や使いすぎを控えて、積極的に手や手首を休めるようにしましょう。
関節が変形してくるようなものの場合は、早めの対処によって関節の変形を防いだり軽度にとどめることがあります。変形する前に専門家に診てもらうよう対処しましょう。

手首にサポーターやリストバンドのようなものを着けることは、手や手首の不調を治すものではありませんが、負担を軽減することはできます。

手や手首の痛みは整体で改善できます

自分では普段特別手や手首を酷使する生活をしていないと思っていても、意外と手や手首の負担になる動きは多くあります。
痛みが出始めると家事や仕事で不便を感じ生活に支障が出てきます。

はじめは寝起きに手がむくむなぁといった程度ですが、そのうち痛みや変形が伴い見た目にも気になるため早めに対処したいものです。

時間の経過とともに、治りづらくなるものもあります。

一人で悩まず、整体にご相談ください。

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この記事を書いたのは
女性専門の整体院天使のわ　院長：田代幸美
Certifide Chiropractic Practitioner
Certifide Osteopath
Professional Craniosacral Practitioner
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