顎関節症 原因


顎関節症とは

顎関節症とは、顎の周辺に何らかの異常があり

  • 顎(あご)に痛みがある
  • 顎(口)がスムーズに開かない、またはほとんど開かない
  • 顎(口)がスムーズに閉まらない
  • 顎を開くとき、または閉じるときにカクッと音がする

などの症状があることをいいます。

顎関節症になる9つの原因

顎の調子が悪くなる原因は次に9つです

  • 頭や顎を打ったといった外傷
  • 大きな口を開けた(食事やあくび、歯の治療の時に)
  • 硬い物を食べる
  • 歯ぎしり・噛みしめ
  • 頬杖       
  • 悪い姿勢・体全体のゆがみ       
  • 肩や首のこり       
  • 足のトラブル       
  • ストレス

顎関節でカクカク音がする原因

顎関節でカクカク音がするのは、顎に次のようなことが原因で関節に負担がかかっているからです。

顎に関係する筋肉が緊張したり、顎関節を包むように支えている関節包の問題で
・顎の関節円板の位置異常
・顎の関節円板の形の異常
・関節円板の動きがスムーズではなくなる
といったこと(通常これらが複数)が関係しています

顎のトラブルや三叉神経痛の原因になる片噛み

いつも同じ側の奥歯でばかり食べ物を噛んでいませんか?
これが片噛みと言われる状態です。

片噛みの原因

①歯が悪い場合や片側ばかりで噛むクセがある場合
早急に歯は治療をし、クセは意識してやめるようにしましょう。

②姿勢
横座りや足先を重ねたり、足を組んだ姿勢でいると、片側のお尻に重心がかかってしまいます。すると体はバランスを取って反対側の奥歯でばかり噛むようになってしまいます。
特に食事の時は、自分で体の重心を意識してなるべく真ん中にくるようにしましょう。

顎関節症の原因となる上下歯列接触癖について

上下歯列接触癖とは
無意識のうちに上下の歯と歯ををくっつけてしまう癖の事。
日本人の8~9割にこの癖があると言われています。

ここで注意が必要なのは「歯を接触させる」というのは
「歯を食いしばる」とは違って、軽く接触するだけ、ということ。

軽く接触しているだけでも、継続的に顎関節とそれに関わる筋肉を緊張させて顎の筋トレ状態になっています。
その結果、顎関節への負荷が大きくなるのです。

口の中の正しい状態は?

食事以外の時間帯に
上下の唇は合わせて口を閉じていて
お口の中で上下の歯は離れている。
これが正しい状態です。

上下歯列接触癖の予防法

ほとんどの人に自覚がなく無意識なので、やっていないか意識して探り自覚すること。
そして、歯の接触に気づいて脱力(歯と歯の接触を離す)することを繰り返して癖を直しましょう。
習慣化には、3週間から数か月かかる事があります。根気よく取り組んでください。

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