歩くと痛い・靴を履くと痛い外反母趾の原因とケア方法
「靴を履くと親指の付け根が痛い」
「歩くと足裏までジンジンする」
「靴が当たって赤くなる」
こうした症状の多くは女性の外反母趾が原因かもしれません。
20代〜80代まで年齢を問わず相談が寄せられますが、
「もう治らないと言われた」
「インソールでは変わらない」
「手術しかないと言われた」
という深い悩みを抱えていらっしゃる方も多くいます。
確かに、外反母趾は一度変形が進むと、骨そのものを完全に元の形に戻すことは難しいケースもあります。 でも「もうどうしようもない」とあきらめる前に、知ってほしいことがあります。 それは、“外反母趾は足だけの問題ではない”ということ。
このブログでは、整体師の立場から「外反母趾が起こる本当の原因」と「痛みを軽くし、進行を防ぐための考え方」についてお伝えします。
目次
外反母趾とは?
外反母趾とは、足の親指(母趾)が小指側に曲がり、付け根の関節(母趾球)が外側に出っ張ってしまう状態をいいます。 歩くたびに靴に当たって痛みが出たり、関節の中で炎症を起こしたりすることもあります。
一般的には「ヒールやパンプスの履きすぎ」「靴の形が合っていない」と言われることが多いですが、 実際には足の使い方・体のバランス・姿勢のくせなど、もっと深い要因が関係しています。
外反母趾が起こる原因は「足のゆがみ」と「体のつながり」
外反母趾の原因は次のような要素が組み合わさって起こります。
1. 足のアーチの崩れ
足の裏には3つのアーチがあり、体重を分散しながらバランスを保っています。 しかし、立ち方や歩き方のクセでこのアーチが崩れると、足の指で地面をつかむ力が弱くなり、親指の関節に負担が集中します。
その結果、少しずつくの字に曲がる変形が進んでしまいます。
2. 骨盤・股関節・膝のゆがみ
実は、外反母趾の多くは「足だけ」で起きているわけではありません。 骨盤や股関節のゆがみがあると、体の軸が傾き、重心が偏ってしまいます。 そうすると、片足に余計な負担がかかり、母趾の関節がねじれる方向に力が加わるのです。
3. 筋力バランスの低下
足の指や土踏まずを支える筋肉(足底筋群・内転筋群など)は、年齢や運動不足で弱くなりやすい部分です。 筋肉が弱ると、指が正しい位置を保てず、靴の中で親指が押しつぶされて変形していくこともあります。
4. ホルモンと靭帯の関係
妊娠や更年期などでホルモンバランスが変わると、靭帯がゆるみやすくなり、関節の安定性が下がります。これも足の変形につながります。
4. 靴の影響
もちろん、靴の影響も無視できません。 先の細い靴やヒールの高い靴を長時間履くと、つま先が圧迫され、母趾が内側に押される力がかかります。 ただし、同じ靴を履いても外反母趾になる人・ならない人がいるように、 本当の問題は「靴+足の状態」の組み合わせにあります。
外反母趾の原因 整体師の視点
外反母趾というと「足の親指が曲がっている」[足への負担」といったことばかりに注目されがちですが、実際には体全体のバランスが関係しています。
整体の視点から見ると、外反母趾は「足の問題」ではなく「全身のゆがみの結果」。
足を支える筋肉・骨盤の位置・体の使い方まで含めて整えることが、根本的な改善には欠かせません。
たとえば、右足だけ外反母趾が強い方は、骨盤の右側が前に傾いていたり、 左の股関節が硬くなっていたりすることがよくあります。 このように、身体全体のゆがみが足に集まって、結果として母趾に負担がかかっているのです。
また、長時間の立ち仕事や合わない靴で足のアーチが崩れると、親指の付け根(母趾球)に負担が集中します。すると足だけでなく、ふくらはぎ・膝・骨盤まで連動して姿勢が崩れていくのです。
足の動き・骨盤・背骨のラインが整っていて、 「足の指に自然に体重がのる状態」をつくること。すると、足のアーチが回復し、自然と足の母趾への圧力が減っていきます。
歩くと痛いのはなぜ?放置するとどうなるのか
外反母趾は初期のうちは「少し親指が曲がっているかな」程度ですが、進行すると次のような症状が現れます。
歩くと親指の付け根がズキッと痛む
靴が当たる部分が赤く腫れる
足の裏のタコや魚の目が増える
膝や腰まで痛くなる
これらは、足のアーチが崩れて体全体のバランスが崩れることが原因です。放っておくと、足首や股関節にも負担がかかり、慢性的な腰痛へつながるケースもあります。
「手術しかない」と言われた方へ
病院で「もう骨が変形しているので手術しかないですね」と言われて諦めた方でも、 整体で痛みの軽減や再発防止を目指せるケースは多くあります。
もちろん骨の形自体を元に戻すことはできませんが、 周囲の筋肉や関節の動きを整えることで、 「痛みが出にくい」「歩きやすい」体に変えていくことは可能です。
外反母趾のセルフケア 歩く痛みを軽くする方法
整体で整えたあと、日常生活の中でも次のような意識を持つことが大切です。
足の指をしっかり動かす(グー・チョキ・パー体操)
つま先重心ではなく、かかと〜指全体で立つ
裸足で過ごす時間を増やして足裏感覚を育てる
足に合った靴(かかとが安定する)を選ぶ
インソールを硬めにする
また、体のバランスを崩さないよう、 片足重心や猫背などの姿勢のクセにも注意しましょう。
整体で外反母趾を整える方法
外反母趾は、足の親指だけを見ていても良くなりません。
体全体の使い方・骨盤のゆがみ・姿勢・筋肉のバランスを整えることで、 足が本来持っている「しなやかに支える力」が戻ってきます。
外反母趾の痛みは、親指だけを見ても解決しません。 「足首の動き」「体の重心の位置」「歩き方のクセ」をすべて含めて調整していくことが大切です。
そのために整体では、体全体を正しく動ける体に調整します。
そして足裏・ふくらはぎ・骨盤・姿勢といった「体の使い方全体」を見直していきます。
これにより、「歩くと痛い」状態を軽減し、再発しにくい足づくりを目指します。
朝起きたときに足がズキッとする
歩くと痛いから外出を控えてしまう
市販のサポーターを試しても変わらない
このまま変形が進むのが不安
そんな方こそ、あきらめずにご相談ください。 整体で身体を整えながら、“痛みのない足もと”を取り戻していきましょう。
女性専門の整体院天使のわでは、外反母趾による痛みや歩行の不安に対して、
その方の体全体のバランスを見ながら、やさしく丁寧に整えていきます。
無理のないペースで、足と体を根本から支えるお手伝いをしています
ぜひ一度ご相談ください。
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この記事を書いたのは
女性専門の整体院天使のわ 院長:田代幸美
Certifide Chiropractic Practitioner
Certifide Osteopath
Professional Craniosacral Practitioner
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