頭蓋仙骨療法・クラニオセイクラルセラピーについて
クラニオとは英語で頭蓋骨、セイクラルは仙骨のことを言います。
この2つの間を通る脊椎の中には硬膜管とよばれる管があり、その中を、ちょうど血管内に血液が流れているのと同じように脳脊髄液が流れています。
この脳脊髄液には呼吸や心臓の拍動とは違う自立した動きがあり、一定のリズムを持って流れています。
そして、このリズムは身体全体に対して非常に大きな影響力を持っています。
体内の変調やエネルギーのブロックされている箇所等があると脳脊髄液のスムーズな流れが阻害され、このリズムは低下します。そのため、疲れ・緊張・痛みが助長され、それはそのまま生命力の低下、代謝・免疫機能の低下となって現れます。
クラニオ セイクラル ワークは、非常にソフトなタッチで頭のそれぞれの骨や仙骨・隔膜等で感じられるリズムを正常に調整し、 脳脊髄液の流れをスムーズにし頭蓋仙骨リズムを取り戻す方法です。
それにより、自然治癒力が高まり、疲労やストレスが軽減します。
リスニングステーションと呼ばれる<足首、膝上、骨盤、肋骨、肩先、頭部>の各部でクラニオセイクラルのリズムを取っていきます。このときには、触れるか触れないかの接触で微細な動きをキャッチします。
動きがスムーズではない場所がある場合は、クラニオセイクラルセラピー独特の筋膜リリース法で、隔膜郡を緩めていきます。
頭部の縫合が正常に動いているかを触察し、リズムを取り戻すように、頭部の動きとワーカー側の手を同調させます。
仙骨の動きを確認し、頭部の動きと同調させます。
受け手の方によって感じる感覚はさまざまで、びりびりする感じ、実際に骨が動く感じ、脳脊髄液が流れる感じ、心地よい感じ、いろいろな色やビジョンが脳裏に現れるなどのフィードバックを頂いています。
頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラルセラピー)の適応例
慢性頭痛
疲労感
精神的および感情的ストレス
不眠
自律神経の崩れ
眼精疲労
生理不順
ホルモンバランスが悪い
その他病院などで原因不明といわれたさまざまな症状など
頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラルセラピー)の禁忌
以下の症状をお持ちの方は、クラニオを受けていただくことができません。
* 頭蓋骨折急性
* 頭蓋内出血:凝血形成の微細な経過を妨げてしまう。
* 頭蓋内動脈瘤:漏れや破裂の可能性がある。
* 延髄ヘルニア