更年期の関節痛
閉経後、加齢による関節の痛み、特に60歳以降の女性の約80%に膝関節にまつわる症状がみられると言われています。
手首や指の関節が痛みリウマチかもしれないと思って病院に行かれた経験があるという方いらっしゃるのではないでしょうか。
更年期に始まる関節痛は、その後に控えている老後の不安につながります。どういうものなのか良く知って防げるものは防ぎ、必要以上に悩まず乗り越えていきましょう。
このブログでは、私の整体師としての知識と経験から更年期の関節痛について書いています。参考にしていただき、自分自身に合った適切なケアをしていきましょう。
目次
更年期に関節におきる変化の特徴
更年期に起こる関節痛は、、全身の様々な部位で起きます。多くの人が経験するのは指、手首、肘、股関節、膝、足首、足の指です。
はじめは、こわばった感じがしたり、節がカクカクしたり、ふくらんだように感じます。それがしばらくするとちょっとした動きで痛くなったり、痛みとともに腫れをともなったりします。腫れや痛みがおさまってくると節が大きくなったり関節の変形を感じるようになります。
【更年期の身体の変化】
どうして更年期になるとこのような関節痛になりやすいのかというと
閉経後ホルモンの影響で靭帯関節包をはじめとする結合組織が急激に弱くなってくるからです。
結合組織とは、全身のあらゆる組織と組織をつなぎ、身体を支える組織のこと。具体的には皮膚、靭帯、腱、筋肉、骨、軟骨などが含まれます。
こういった結合組織の急激な弱化は関節軟骨の変性・摩耗、関節そのものの変性・摩耗、そして骨棘といった骨新生・骨増殖、骨片といったものを引き起こします。
これはどういうことかというと、形が変わってしまってもう元には戻らないという退行性変性を進行させるということです。つまり軟骨下骨、靭帯、関節包、滑膜、関節周囲の筋腱組織など関節全体に慢性的に変形が進行するということを意味します。
よく高齢者の関節が変形しているのを見かけますが、これはこういう経過をたどった結果になります。
【炎症】
痛くなるのは、身体の組織がすり減ったりする変形が進行中なので動かしたら痛かったり、炎症が生じていると何をしていなくても痛みを感じるようになります。
炎症が生じてるというのは修復活動が行われているという事です。まず血液が集まってきます。これが熱をもって腫れた状態(関節に水がたまっている状態ではありません)になります。その集まった血液によって壊れた細胞を除去したり、修復するための栄養や酸素を届けたりしていることになります。
炎症が生じている際に関節に水がたまるのは、関節の潤滑液である関節液の分泌を増やして関節の中の傷による炎症を抑えるための防御反応です。
関節痛の原因
更年期の関節痛の原因には次の4つが上げられます。
1、加齢による摩耗
筋肉の衰えや姿勢の悪化、栄養不足によって引き起こされます。
2、日々の負荷の蓄積
繰り返しの動きや筋肉痛を伴う強度の強い運動による筋肉の損傷・関節の摩擦
3、転倒や打ち身といったけがによる外傷
ケガの治療の不備、捻挫等によるけが・炎症の繰り返し
4、遺伝性因子
もともと持って生まれたものになります。
関節痛が進行すると
関節痛が進行すると、
関節では
痛みが強くなり腫れる
関節液という関節に水がたまった状態になったり
軟骨がすり減り関節の隙間が狭くなり
骨が変形したりして
その結果歩けなくなり、姿勢がどんどん悪くなって円背になり姿勢が崩壊し、日常生活に大きく支障が出ることになります。
だいたいこの順番で悪化していきます。
これは悪い状態を長期間放置すると、生活の質に問題が生じるということを意味します。
医療機関に相談したほうがよいケース
関節リウマチ、膠原病、痛風、その他の病気による関節痛のことがあります。病気の可能性を感じる場合は医療機関にご相談ください。
痛みを軽減するためにセルフケアでできること
こういった更年期以降の加齢とともに起きる身体の変化から自身の身体を守っていくためには、サプリメントをとるのではなく、筋肉を作る、姿勢を作ることが大事になります。
骨が正常な位置に在るように姿勢を整えていく事で、痛みが減ったり変形が止まったりしていきます。
また関節の血流良くすることも大事です。血流が悪いと関節が固まって変形を招くことになります。
【更年期以降のセルフケアの注意事項】
更年期以降は結合組織が弱くなった状態なので、関節周囲を伸ばすようなストレッチをするとより一層を症状が悪化することがあります。
ボールやポールといった道具を使用したエクササイズは骨や神経を傷つける可能性があります。
どちらもあまりおすすめしません。
経過観察や安静には進行を止めるものではありません。
動かしながら治すことが大事です。
ただし重い物を持つ事や無理な筋トレを避けてる関節への負担を減らすこと。
炎症が起きたらアイシングをして炎症を減らすのではなく、まずは痛みを伴う動きをやめることが炎症対策になります。
更年期以降の関節痛は整体で予防・改善できます
更年期の関節痛は、上記のような原因となることを避けるよう過ごし方に気を付ければある程度は防ぐことができます。
しかし長期間の疲労の蓄積、生活習慣によって自力では良くならない身体の歪みや痛みがあるものです。
整体で骨が正常な位置に在るように筋肉をはじめとする結合組織の状態や姿勢を整えていく事で痛みを軽減させたり変形の進行を遅らせていきます。
一度整体で身体の歪みを整えましょう。
どんなにつらい状態になっても、あきらめなくて大丈夫です。
解決の糸口を探していきましょう。
一人で悩まず、整体にご相談ください。
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この記事を書いたのは
女性専門の整体院天使のわ 院長:田代幸美
Certifide Chiropractic Practitioner
Certifide Osteopath
Professional Craniosacral Practitioner
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