50代60代になると増える足がつる5つの原因
足がつるのは、50~60代以降中高年になると増えてくるお悩みの一つです。
夜中就寝中につったり、体を動かそうとした瞬間につったり、ひどくつった場合には数日痛みが引かないこともあります。特に病気があるわけではないにもかかわらず毎日のようにつってお困りの方もいるのではないでしょうか。
こちらのブログでは、私の整体師としての知識と経験から足がつる原因について書いています。参考にしていただき、自分自身に合った適切なケアを行ってみてください。
目次
足がつる
足がつるというのは、医学的には「有痛性筋けいれん」と言われるものです。
ちょっと体を動かした瞬間に痛みを伴い、突然筋肉がけいれんを起こすものです。
わかりやすくいうと、自分の意思とは関係なく筋肉に力が入ってしまって(筋肉の収縮)力が抜けない状態のことです。
ふくらはぎで起きることが多いためこむら(腓=こむらと読みます。ふくらはぎのことです。)返りと言われたりもします。
ただし、有痛性筋けいれんはふくらはぎ以外にも足裏、足の指、太もも、首、肩、背中、腹筋など全身どこでも生じることがあります。
足がつる原因
足がつる原因には次の5つがあります。
1.水分不足
2.運動し過ぎ・運動不足
3.冷え
4.ミネラル不足
5.筋肉の伸縮バランスの崩れ
【水分不足】
正常な筋肉の働きや神経の伝達には体内の水分が重要な働きをしています。
筋肉のおよそ72~75%は水分でできており、体内の水分の減少によって筋肉の柔軟性が損なわれてしまいます。また神経伝達の十分できなくなり筋肉の正常なコントロールが行えなくなります。
さらに水分が足りないというはひいては血液量が減少しているということです。血液量が減ると、老廃物が排出されなくなったり、栄養が届きにくくなったりします。
水分不足というとどのくらい足りないかというと、喉が乾いたと感じた時点で体重の2%が不足していると言われています。体重50キロの人で約1リットルです。思ったよりも不足していると思いませんか?
【運動し過ぎ・運動不足】
運動し過ぎというのは、高負荷というのではなく繰り返しの動きによって筋肉に疲労がたまった状態のことです。筋肉が疲労してくるとが体内に疲労物質といった代謝産物が蓄積して足がつることになります。
運動が不足すると、脳から筋肉への命令が出される回数が少なくなるため、神経経路が少なくなって神経伝達が悪くなり筋肉が疲労しやすくなったり、血流が悪くなったり、ちょっとした刺激に対して弱くなっているので足がつりやすくなってしまいます。
【冷え】
誰しもご経験があるかと思いますが、冷えると筋肉は固くなりつりやすくなります。血管も収縮して血流も悪くなっています。
冬の寒さによる冷えはもちろんのこと、夏のエアコンでも体は冷えています。
日中の服装や環境要因で冷えていることもありますが、寝ている時に夏は短パンでしかも布団から足が出ていることで冷えていることがあります。
様々な冷え対策をしても冷えるとなると運動不足の可能性もあります。
【ミネラル不足】
汗や尿から体内にある水だけでなくミネラルも排出されます。したがって食事によって適切に補う必要があります。
体内では特にカルシウムやマグネシウムの不足によって足がつりやすくなると言われています。カルシウムやマグネシウムは筋肉や神経のの伝達にかかせない栄養素だからです。
しかし手っ取り早くサプリでカルシウムやマグネシウムだけ摂ればいいわけではなく、体内での適切なミネラルバランスを無視した栄養素の摂取は不足や過剰を招き体調不良の原因となります。また栄養素は体内では絶妙な組み合わによって適切に消化吸収されます。食事は一つ一つの栄養素にとらわれるのではなく、バランス良く摂っていないと正常な体の機能を維持するための栄養素が不足することになります。
【筋肉の伸縮バランスの崩れ】
筋肉への負担の偏りによって負担の多い筋肉がつりやすくなります。足への負担が大きいと足がつりやすくなります。前後左右上下の全身の筋肉がつながりバランス良く使えてないと、負担に偏りがでることになります。
中年以降に多い理由
なぜ中年以降で起こりやすくなってしまうのでしょうか。
身体機能は使わないと失われていくのです(使うようになれば復活する機能も多々あります)。運動量が減ると筋肉は脂肪となり、筋肉内に保持されていた水分は減り、筋肉へ命令を出している神経は減少し、血管も減少します。
若いときより運動量が減っているため、筋肉量が減少している
↓
筋肉内の血行が低下する
↓
疲労物質が排出しづらくなる
↓
末梢神経の興奮を抑えにくくなる
↓
筋肉の細胞が暴走しやすくなる
ということが考えられています。
このように加齢とともに、運動神経が減少し神経の暴走を抑制しにくくなります。その結果たいした運動をしていなくても筋肉に疲労が生じ,ちょっとした刺激で足がつるリスクが高まってしまいます。
足がつりやすい方のためのセルフケア
足がつるのを防ぐ対処法は以下のようなものになりますが、原因が一つとは限りません。複数組み合わせて対処してみてください。
【急に足がつった時の対処法】
痛くない角度を探す
優しくゆっくりストレッチをする
足首をまわす
立ち上がる
寝転んで膝を立てる
つった箇所を温める
水を飲む
【日常足がつらないように気を付けること】
水分を適宜適量を摂る
ウォーキングや体幹トレーニング
長時間同じ姿勢をしない
足元を冷やさない
バランスの良い食事
睡眠で疲労の回復を促す
運動で神経の伝達と血流をよくする
横向きで寝る
軽い掛け布団にする
医療機関に相談したほうがよいケース
足がつる頻度が多く、喉が渇く・手足がしびれる・歩行しづらい・腰痛がある・足が異常にむくむ・倦怠感といった症状を伴う場合は、内臓の病気の可能性、くすりの副作用の可能性があります。一度医療機関に相談してみてください。
足のつりは整体で改善できます
足がつる頻度が高い場合、
足、足首、ふくらはぎの筋肉のバランスがそもそも悪かったり
足、足首、ふくらはぎの筋肉に硬結(コリかたまったもの)があって自力ではほぐれない
体全体を考えた場合、足に負担が集中していたり
といったことが原因のことがあります。
こういう場合、セルフケアではなかなかおさまりません。
かなか良くならない場合は
一人で悩まず、整体にご相談ください。
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この記事を書いたのは
女性専門の整体院天使のわ 院長:田代幸美
Certifide Chiropractic Practitioner
Certifide Osteopath
Professional Craniosacral Practitioner
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【コース・料金】
初回検査料3000円+施術料6600円
ただいま、初回検査料3000円を無料にさせていただいております。
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