足の捻挫とその後遺症ひねって、つまずいて、何度も繰り返す

「足の不調は万病のもと」です。
足の痛みがとれたら肩こりや頭痛がなおったという人は少なくありません。

痛い足をかかえて立ったり歩いたりして痛みをかばいながら過ごして、体のあちこちに不調が出ても不思議はありません。
運動や外出がおっくうになって、肥満や精神まで病んでしまうかもしれません。

私は捻挫後になかなか引かない痛みや腫れ、そして硬くなってしまった足首のせいで足首ばかりでなく膝や腰に不調を抱えていらっしゃる方を整体師として何人も診てきました。
その経験から健康な生活の要ではないかとまで感じています。

足の捻挫で悩んでいる方に少しでも早く足の健康を取り戻してほしいとの思いこの記事を書いています。

捻挫について

捻挫は、骨と骨をつなぐ部位である関節が急に正常な可動域を超えて動かされてしまったために起きた関節周囲の組織の損傷を指します。

関節周囲の組織の損傷とは、靭帯・関節包・その他の軟部組織(内臓や骨以外の組織)が瞬間的にグイと引き伸ばされた状態です。
強い力で伸ばされたり、靭帯が少し切れてしまったりして痛みや腫れ、熱感といった炎症反応を伴います。
内出血が伴うことがありますが、これは受傷の際に強い力がかかって周囲の血管が切れてしまうためです。

【捻挫の重症度】

(その1)
靭帯の部分損傷

(その2)
靭帯の完全損傷

(その3)
骨折を伴うことがあります。

※捻挫は骨の位置関係に異常を伴わないものを指すため、脱臼・亜脱臼はしていないものになります。

足首の捻挫3つのタイプ

足首の捻挫には、大きく分けて内反捻挫と外反捻挫があります。
捻挫のタイプによって腫れたり、痛んだり、足がつけない、歩けないといった症状に違いが出てきます。
どの骨に影響が出るかで、症状の出方が違ってくるからです。

足首の構造はとなり合う二つの骨である脛骨と腓骨で内外くるぶしを構成し、その下に距骨さらに下に踵骨がはまった形になっています。
捻挫の際に影響を受ける骨は、主に距骨、踵骨、腓骨の3つになります。
この3つの骨で構成される関節と関節周辺の組織が傷むことになります。

【内反捻挫(その1)】足を前外方にガクンとひねったケース。
もっとも多い足の捻挫になります。
この場合、距骨が前外方向に飛び出す状態になります。
症状としては、腫れが局所または足の甲全体に広がります。
数日で腫れが引いて治ったように思っても、距骨がズレたままだと足は正常な運動を取り戻せず、長時間歩いたり、坂道を歩くと再び腫れてくる状態になります。

【内反捻挫(その2)】足を横外側にガクンとひねったケース。
この場合、踵骨が外側に押し出されたような状態になります。
症状としては、かかとが痛くてつけない、歩けない状態になります。時間の経過とともに外外くるぶしの上のあたりにも痛みが広がってきます。

【外反捻挫】内側方向にガクンとひねったケース。
この場合、距骨と踵骨が同時にダメージを受けます。
症状としては、内くるぶしの下や足の甲の内側が腫れたり、痛んだりします。

病院に行った方がいいもの

捻挫をした後3~4日後以降も日をおうごとに痛みが強くなる場合、靭帯が切れていたりわずかな骨折を伴っている場合もあるで自己判断するのではなく医療機関に相談してください。

捻挫しやすい人と捻挫をしにくい人

捻挫しやすい人というのは単純明快、以前に捻挫経験のある人になります。
捻挫をしにくい人は、捻挫経験のない人になります。

捻挫を防ぐのに最も大事な事は、一回目の受傷を最大限防ぐということになります。

捻挫の後遺症

腫れ、むくみ、痛みや不安定感といった違和感が引かないのは関節を構成している骨のわずかなズレを放置しているからです。

変形、可動域が極端に低下するのは、繰り返す炎症、関節を構成する骨のズレ、関節の不安定感からくる防御反応、装具による強固な固定の影響から関節周囲の組織の拘縮が強くなってしまったからです。

靭帯が元の長さに戻るには最低1か月から1か月半かかります。元の長さに戻らないうちに無理をすると不安定性の原因になったり、関節のゆるさから捻挫を繰り返すようになります。

捻挫をそのままにしておくと時間の経過とともに全身への影響がではじめます。
関節の位置覚がずれて微妙に重心が変わり、膝や腰へと負担が上に上がっていきます。
その結果、ふくらはぎがつったり、ひざ痛、腰痛、むくみ、肩こり、頭痛など多くの症状を引き起こすようになります。

捻挫を自力で治そうとして放置した結果、室内でしかも最低限しか歩けなくなってほぼ寝たりになった方を施術したことが何度もあります。
捻挫の最終形が寝たきりなんて、私も始めは驚きましたが私の経験上珍しくありません。

捻挫や捻挫の後遺症は整体で改善できます

セルフケアでできるのは、腫れや痛みといった症状が減った後です。
ストレッチで固くなった組織の柔軟性を高めることと運動によって筋力をアップさせ関節の不安定性を低める事の2つになります。

実際には放置して良くなったという方もいらっしゃいます。
しかし時間の経過とともに痛みはなくなりますが、3年~5年たっても腫れや硬さが元に戻らず以前のような自然な動きができないままになっている方もいます。

また更年期くらいの年齢になって体を支えている筋肉や靭帯といったものが衰えて無理が効かなくなってくると、忘れるくらい昔の捻挫による古傷による影響によって全身の不調へつながることもあります。

足をくじいた、ひねったと思ったら軽傷でも一度は専門家に相談されることをおすすめします。

整体で改善されたい場合、とにかく早めの対処です。
腫れが引いてから・・・とか、今はまだ痛むので・・・とか、自然によくなるだろうと放置している期間が1か月、3か月、半年と時間がたつごとに、回復までに時間や回数がかかります。

その一方で長い期間放置してきた治りきっていない古い捻挫でも整体では改善可能です。

迷ったり悩んだりしているのなら、まずはご相談ください。

【整体で整える】
天使のわの整体では体全体を整えていきます。
●腫れや痛みをとる手技で患部の周囲を整えます。
●筋肉や靭帯など骨以外のものを整えます。
●ずれてしまった骨で構成される関節を元の位置に戻していきます。

なかなか良くならない場合は
一人で悩まず、整体にご相談ください。

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この記事を書いたのは
女性専門の整体院天使のわ 院長:田代幸美
Certifide Chiropractic Practitioner
Certifide Osteopath
Professional Craniosacral Practitioner
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