
「足の不調は万病のもと」です。
足の痛みがとれたら肩こりや頭痛がなおったという人は少なくありません。
痛い足をかかえて立ったり歩いたりして痛みをかばいながら過ごしていては、体のあちこちに不調が出ても不思議はありません。
運動や外出がおっくうになって、肥満や精神まで病んでしまうかもしれません。
40代、50代、60代になると、若い頃には気にならなかった足首の硬さや動かしにくさを感じる方が増えてきます。
特に、過去に(遠い昔でも)足首を捻挫したことがある方は、痛みがなくなった後も足首の動きや歩き方に変化が残っていることがあります。
私は捻挫後になかなか引かない痛みや腫れ、そして硬くなってしまった足首のせいで足首ばかりでなく膝や腰に不調を抱えていらっしゃる方を整体師として何人も診てきました。
その経験から健康な生活の要ではないかとまで感じています。
「もう昔の捻挫だから関係ないだろう」
「痛みがないから大丈夫」
「年齢のせいだから仕方がない」
そう思って、そのままにしていませんか?
捻挫後の足首を実際にみてきた整体師の立場から足首の捻挫や、昔の捻挫による足首の不調でお悩みの方が、今の状態を見直すきっかけになればと思い、この記事を書いています。
捻挫について
捻挫は、骨と骨をつなぐ部位である関節が急に正常な可動域を超えて動かされてしまったために起きた関節周囲の組織の損傷を指します。
関節周囲の組織の損傷とは、靭帯・関節包・その他の軟部組織(内臓や骨以外の組織)が瞬間的にグイと引き伸ばされた状態です。
強い力で伸ばされたり、靭帯が少し切れてしまったりして痛みや腫れ、熱感といった炎症反応を伴います。
内出血が伴うことがありますが、これは受傷の際に強い力がかかって周囲の血管が切れてしまうためです。
【捻挫の重症度】
(その1)
靭帯の部分損傷
(その2)
靭帯の完全損傷
(その3)
骨折を伴うことがあります。
※捻挫は骨の位置関係に異常を伴わないものを指すため、脱臼・亜脱臼はしていないものになります。
足首の捻挫3つのタイプ
足首の捻挫には、大きく分けて内反捻挫と外反捻挫があります。
捻挫のタイプによって腫れたり、痛んだり、足がつけない、歩けないといった症状に違いが出てきます。
どの骨に影響が出るかで、症状の出方が違ってくるからです。

足首の構造はとなり合う二つの骨である脛骨と腓骨で内外くるぶしを構成し、その下に距骨さらに下に踵骨がはまった形になっています。
捻挫の際に影響を受ける骨は、主に距骨、踵骨、腓骨の3つになります。
この3つの骨で構成される関節と関節周辺の組織が傷むことになります。

【内反捻挫(その1)】足を前外方にガクンとひねったケース。
もっとも多い足の捻挫になります。
この場合、距骨が前外方向に飛び出す状態になります。
症状としては、腫れが局所または足の甲全体に広がります。
数日で腫れが引いて治ったように思っても、距骨がズレたままだと足は正常な運動を取り戻せず、長時間歩いたり、坂道を歩くと再び腫れてくる状態になります。
【内反捻挫(その2)】足を横外側にガクンとひねったケース。
この場合、踵骨が外側に押し出されたような状態になります。
症状としては、かかとが痛くてつけない、歩けない状態になります。時間の経過とともに外外くるぶしの上のあたりにも痛みが広がってきます。
【外反捻挫】内側方向にガクンとひねったケース。
この場合、距骨と踵骨が同時にダメージを受けます。
症状としては、内くるぶしの下や足の甲の内側が腫れたり、痛んだりします。
病院に行った方がいいもの

捻挫をしたら病院に行った方がいい? 足首をひねったとき、
「少し痛いけれど歩けるから大丈夫だろう」
「それほど腫れていないから、病院に行かなくてもいいかな」
と、そのまま様子を見る方も少なくありません。
しかし、足首の捻挫は、痛みや腫れの程度だけでは損傷の状態を判断できないことがあります。 靭帯を傷めているだけでなく、場合によってはわずかな骨折などを伴っていることもあります。
特に、
強い痛みがある
体重をかけることができない
腫れが強い
内出血が広がっている
時間がたっても痛みが強くなっている
足首の形がおかしい
痛みのためにほとんど歩けない
といった場合は、自己判断で様子を見るのではなく、医療機関で状態を確認することをおすすめします。
歩けるから大丈夫?
また「歩けるから大丈夫」とは限りません。軽くひねったと思っていても、痛みが長く続いたり、腫れがなかなか引かなかったりする場合には、一度専門家に相談した方が安心です。
足をひねったけれど、病院に行くべきか迷っている方へ
実際に足をひねった直後は、
「この程度で病院に行っていいのかな?」
「歩けるけれど、受診した方がいい?」
「捻挫だと思うけれど、骨折していないか心配」
と判断に迷うこともあると思います。
そのような方のために、足をひねったときに病院を受診した方がよいケースや、注意したい症状について、こちらの記事で詳しくまとめています。
→ 足をひねったけれど病院に行っていない方はこちら
捻挫はどのくらいで治るのか?
捻挫をすると、「いつになったら普通に歩けるようになるのだろう」と気になる方も多いと思います。
捻挫が治るまでの期間は、靭帯の損傷の程度や受傷した場所、年齢、受傷後の過ごし方などによって異なります。
軽い捻挫であれば、数日から数週間ほどで日常生活に支障がなくなることもあります。
一方で、靭帯の損傷が大きい場合には、回復までにさらに1~2か月以上長い期間が必要になることがあります。
ただし、「痛みが少なくなった」「歩けるようになった」というだけで、足首が完全に元の状態に戻ったとは限りません。 捻挫の回復を見るときには、痛みだけでなく、腫れや足首の動き、歩き方なども一緒に確認することが大切です。
捻挫が回復しているときに見られる変化
一般的には、回復してくるにつれて次のような変化が見られます。
腫れが少しずつ引いてくる
痛みが軽くなってくる
体重をかけて歩きやすくなる
足首を動かせる範囲が広がってくる
日常生活で足首を気にすることが少なくなってくる
このように、時間の経過とともに痛みや腫れが減り、足首の動きや歩き方が少しずつ元に戻っていくのであれば、回復している一つの目安になります。
まだ注意したい捻挫の症状
ここで注意していただきたいのが、「痛みがなくなった=足首が完全に元に戻った」とは限らないということです。
痛みがなくなって普通に歩けるようになっても、
足首が以前より硬い
特定の方向に動かしにくい
階段や坂道で違和感がある
長く歩くと足首が痛む
腫れが残っている
足首が不安定に感じる
といった症状が残っていることがあります。
そのため、捻挫からどのくらいの日数がたったかだけではなく、痛みや腫れがどう変化しているか、足首が以前のように動かせるようになっているかを見ることも大切です。
もし捻挫からある程度時間がたっているのに、痛みや腫れ、硬さ、違和感などが残っている場合は、「そのうち治るだろう」と長期間そのままにせず、一度足首の状態を確認してみることをおすすめします。
こちらの記事で詳しく解説しています。
→ 捻挫後も痛みや腫れがなかなか引かない方はこちら
捻挫しやすい人と捻挫をしにくい人
捻挫しやすい人というのは単純明快、以前に捻挫経験のある人になります。
捻挫をしにくい人は、捻挫経験のない人になります。
捻挫を防ぐのに最も大事な事は、一回目の受傷を最大限防ぐということになります。
また、一度治ったと思ったのに、同じ足首を何度も捻ってしまう場合には、別の問題が関係していることがあります。
→ 捻挫を何度も繰り返してしまう方はこちら
捻挫を放置するとどうなるのか?

捻挫をすると、通常の回復過程を経ると時間の経過とともに痛みや腫れが少しずつ落ち着いていきます。
しかし、腫れや痛みが軽くなったからといって、足首が完全に元の状態に戻ったとは限りません。
腫れ、むくみ、痛み、不安定感や足の動かしにくさといった違和感が残ることがあります。こうした症状には、靭帯などの損傷や関節周囲の組織の状態、装具による固定や足首を動かさない期間が長くなることなど、さまざまな要因が関係しています。
また、痛みを避けるために足首をかばって歩いていると、歩き方や身体の使い方が変わってしまうことがあります。その状態が長く続けば、足首だけでなく、膝や股関節、腰などに負担を感じるようになる方もいます。
このように捻挫をそのままにしておくと時間の経過とともに全身への影響がではじめます。
関節の位置がずれて微妙に重心が変わり、膝や腰へと負担が上に上がっていきます。
その結果、ふくらはぎがつったり、ひざ痛、腰痛、むくみ、肩こり、頭痛など多くの症状を引き起こすようになります。
私も整体師として、捻挫を自力で治そうとして放置した結果、捻挫後に足首の痛みや硬さが残ったことで歩き方が変わり、その後に膝や腰などの全身の不調を抱えて来院された方を何人もみてきました。
足首の捻挫だからといって、足首だけの問題とは限りません。
「もう歩けるから大丈夫」とそのままにするのではなく、痛みや腫れ、硬さ、違和感などが長く残っている場合は、一度足首の状態を整えることをおすすめします。
捻挫後の痛みや違和感、昔の捻挫でお悩みの方へ
セルフケアで改善を目指そうとお考えの方へ
足の捻挫後セルフケアでできるのは、腫れや痛みといった症状が減った後です。
セルフケアでは、ストレッチで固くなった組織の柔軟性を高めることと運動によって筋力をアップさせ関節の不安定性を低める事の2つになります。これだけでは、細かい骨のズレや筋肉や靭帯にできた硬いこわばりまでは解決しません。
放置しておこうとお考えの方へ
実際には放置して良くなったという方もいらっしゃいます。
しかし時間の経過とともに痛みはなくなりますが、3年~5年たっても腫れや硬さが元に戻らず以前のような自然な動きができないままになっている方もいます。
長年放置してきた方へ
40代・50代・60代といった更年期くらいの年齢になって体を支えている筋肉や靭帯といったものが衰えて無理が効かなくなってくると、忘れるくらい昔の捻挫による古傷による影響によって全身の不調へつながることもあります。
足をくじいた、ひねったと思ったら軽傷でも一度は足首だけでなく身体全体の状態を確認してみることをおすすめします。
整体で改善されたい場合、とにかく早めの対処です。
腫れが引いてから・・・とか、今はまだ痛むので・・・とか、自然によくなるだろうと放置している期間が1か月、3か月、半年と時間がたつごとに、回復までに時間や回数がかかります。
その一方で長い期間放置してきた治りきっていない古い捻挫でも整体では改善可能です。
「もう何年も前の捻挫だから関係ないだろう」
「痛みはないけれど、足首が以前より硬くなった気がする」
「捻挫してから、足首の動きが何となくおかしい」
このようなことで迷ったり悩んだりしているのなら、まずはご相談ください。

【整体で整える】
天使のわの整体では体全体を整えていきます。
●腫れや痛みをとる手技で患部の周囲を整えます。
●筋肉や靭帯など骨以外のものを整えます。
●ずれてしまった骨で構成される関節を元の位置に戻していきます。
なかなか良くならない場合は
一人で悩まず、整体にご相談ください。
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この記事を書いたのは
女性専門の整体院天使のわ 院長:田代幸美
Certifide Chiropractic Practitioner
Certifide Osteopath
Professional Craniosacral Practitioner
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天使のわのは、家事、育児、お仕事に忙しい女性のための整体院です。
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