動くと痛い膝の痛み 歩く・階段の上り下り・立ち上がる

私は、女性が一生の間で経験する可能性の高い膝の痛みについて
理解を深め少しでも予防してもらいたいという思いでこの記事を書いています。

実は女性の方が膝に痛みを抱えやすい

膝の関節に不調を抱えている人の割合は男性3に対して女性は7。
女性は男性より筋力が弱く、また骨盤も男性と比べて横に広い構造になっているからなのです。このため横の動きに弱い膝を傷めやすい構造になっています。

また膝に痛みを感じ始めるのは40~50代だと言われています。
これは40代50代になって更年期に差し掛かると膝を支えている筋肉や靭帯がホルモンバランスの影響でゆるくなってきます。
そのため膝関節の安定性が失われてくるからなのです。

膝が痛くて医療機関を訪れると老化・年だからと言われるのはこういったことが背景にあるのかもしれませんね。

膝が痛む原因

膝が痛くなるケースには、おおまかに3つくらいにわかれます。
①膝自体が傷んでいるケース
②体のゆがみといった膝以外に原因があるケース
③精神的なストレスが原因のケース

【膝関節の痛みを引き起こす病気やケガ】
膝関節の痛みを引き起こす病気やケガには
加齢といった経年的な変化
怪我といった外傷
使いすぎ、運動不足による炎症
肥満による負荷
ストレス
腫瘍
といったものがあります。

このようにそもそも痛くなる原因は、加齢、使いすぎ、運動不足、肥満、怪我、病気によるものです。
その結果、膝自体を傷めたり、膝以外の骨格のゆがみ、筋肉のアンバランスによって膝の負担が増えてしまったり、精神的ストレスによって膝に痛みを感じるようになります。

膝自体が傷んでしまうケース

【膝を傷める怪我】
直接膝自体が傷むケースには靭帯損傷、半月板損傷、骨折といった大きな怪我があります。

擦り傷や軽い打ち身は別として一度できてしまった体の深い部分のキズは治っても、完全に元の状態に戻るという事はないです。
そのため大きな怪我を経験した後は、完全に曲げることができないとか、関節がゆるい不安定な状態になります。

若いうちは筋力があるため古傷があっても痛みなく過ごせますが、年齢を重ねたり運動不足になるととどうしても痛みが出やすくなってきます。

【膝自体を傷めやすい動き】
膝の主な動きは曲げたり伸ばしたりといった屈伸の動きです。
したがって横方向への動きや横からの衝撃、ねじったりひねったりする回旋の動きには弱くなります。

足底が地面についた状態で下腿が固定され屈曲した膝を急に回旋または伸展
急な方向転換
膝立ち
足のつま先より、膝が内側に向いている状態
年齢に合わない負荷の強い運動も膝にかかる負担が相当増えます。

【運動不足と膝の痛みの関係】
膝は構造上筋肉や靭帯といった骨以外のものによって支えられています。

運動不足になって膝を支えている筋力が低下してが弱くなると
膝周囲の安定性を保つことができなくなります。

そうなると歩行をはじめとする動きの際に、本来必要のない横方向のブレが起きたり、ねじれの動きが起きたります。
また足を床につける着床の衝撃から膝を守ることができなくなってきます。

さらに膝に動きをもたらしている筋肉の動きが鈍くなると関節が硬くなり動きが悪くなります。
そうなると膝の動きが少なくなると膝関節の動かせる範囲が少なくなり、正座や膝を伸ばすことができなくなってきます。

体のゆがみで膝が痛むケース

【体のゆがみで膝に痛みが出ている状態】
膝に痛みが出ている時に体はどのような状態になっているのでしょうか。

骨格のゆがみ・バランスの崩れ
そして筋肉の緊張・固さ、筋力不足、筋力のアンバランス
によって膝への負荷が偏り膝への負担が増えた状態になっています。

筋肉は骨と骨をつないで動きを作りだしています。
その筋肉には体の複雑な動きを生み出すために
1つの骨の左右分かれて筋肉がついています。

その左右に分かれている筋肉の片方が縮むと骨を片側に引っ張って骨をずらしてしまいます。
骨がズレてしまっても筋肉が元の状態に戻れば、骨も元の位置に戻れますが
筋肉が緊張して縮んで固まってしまうと骨も元の位置に戻れないし、筋肉の緊張によって痛みも出てしまいます。

レントゲン撮影をすると骨と骨の間である関節の間が狭くなって、骨がゆがんで見えているのです。

つまり膝に痛みが出ている時は
膝関節の安定性を担っている膝のまわりの筋肉やスジが衰えたり硬くなって、サポートする力が弱くなったりバランスが悪くなって膝への負荷に偏りがでる状態になっています。

筋肉が柔らかくなり本来の働きができるようになれば骨の位置が正しい位置に戻り関節の隙間が広くなってきます。
また筋肉が柔らかいと多少軟骨が減っていて関節の隙間が狭くなっていても痛くないのです。

【膝の痛む部位と体のバランスの関係】

膝の周囲が痛む場合、膝だけが悪くなっているのではないのです。
多くの場合、膝関節の上下にある骨盤、股関節、足首の状態の影響しています。

つまり膝関節は骨盤、股関節、足首と絶妙なバランスがあってはじめてスムーズな動きが可能になります。

【膝の内側が痛む】
膝関節の構造上、最も安定性に乏しいため加齢、運動不足による痛みや怪我での損傷の好発部位になります。

股関節や骨盤、足首の状態が影響します。

【膝の裏側が痛む】
硬くなると膝を曲げようとするとロックがかかったり、正座しようとすると膝裏が詰まったように感じたりつっぱって正座しづらくなります。

腰と骨盤、足首の状態の影響をうけます。

【膝の外側が痛む】
ランナー膝、歩くとすぐ疲れる、長く座るとつらい

膝とふくらはぎ、足首の状態が影響します。

【膝のお皿のまわりが痛む】
膝立ちをすると痛みが走る、膝お皿のまわりに痛みが出る

膝のお皿、と太ももの状態が影響しています。

【O脚・X脚で膝が痛む】

O脚の状態では、膝の内側に押しつぶそうとする力がかかり外側には離れようとする力がかかり痛みが出ることになります。
X脚の状態では、膝の内側に離れようとする力がかかり外側には押しつぶそうとする力がかかり痛みが出ることになります。
O脚、X脚は骨盤のゆがみまたは足のゆがみを伴い痛みが出ます。

膝の痛みと体重の関係

膝が痛む方に、よく言われるのが「体重の重さが原因」ということ。
本当に体重と膝の痛みに関係があるのでしょうか。

膝の痛みがある人に「体重を減らしなさい」という事が言われるのは
実際、立ったり歩いたりすると膝には体重以上の負荷がかかっているからなのです。

立っている時は体重の1.1倍
平地歩行では体重の2~3倍
階段昇降では体重の3~4倍
走るのは体重の5倍以上
ジャンプではもっと大きな衝撃が加わっていると言われています。

少なく見積もっても
体重60キロの人で
歩行は120キロ
階段は180キロ
走ると300キロ以上
の負荷がかかっていることになります。

ちなみに、米俵1俵が60キロなので歩行では2俵、階段では3俵、走ると5俵分の負担がかかっているのですから体重が重いと相当な負荷になります。

余談ですが
一俵の重さがいまのように決められたのは、成人した大人なら男女問わず誰でも持ち運べる重さだったからのようです。
江戸時代に生きた人々は米俵5俵ほどを軽々背負って運んだ人もいたそうです。

精神的なストレスが原因のケース

精神的なストレスはありとあらゆる身体的症状を引き起こします。
なかでも腰や膝は精神的なストレスで痛みの出やすい部位になります。
精神的なストレスで膝が痛くなる時は急に痛くなったり、急に消えたり、大きく腫れたりするものもあります。

膝関節を整える

【膝関節に痛みがでる原因】
そもそもは膝関節に痛みが出るようになったのは、 加齢といった経年的な変化、怪我といった外傷、使いすぎ、運動不足、肥満による負荷の増加が原因になっています。

まずはそもそもの原因となっている生活習慣の改善をし負担を軽減するよう改善していただくことが大事です。

【整体で整える】
天使のわの整体では
膝関節に影響を与える骨盤や股関節、足関節のゆがみによる変位、筋肉のアンバランスによる関節のズレ・ゆがみを整えます。
さらに不具合が起きているさまざまな膝関節周囲の骨格、軟部組織(軟骨・筋肉・筋膜・皮膚)を整えていきます。
関節がゆるい不安定、曲げづらい、伸びないといった動きの改善回復を目指します。

なかなか良くならない場合は
一人で悩まず、整体にご相談ください。

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この記事を書いたのは
女性専門の整体院天使のわ 院長:田代幸美
Certifide Chiropractic Practitioner
Certifide Osteopath
Professional Craniosacral Practitioner
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初回検査料3000円+施術料6600円

ただいま、初回検査料3000円を無料にさせていただいております。

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