夏のぎっくり腰 4つの原因治し方と過ごし方

ぎっくり腰は一年中なるものですが、ぎっくり腰を繰り返している方でいつも同じ季節になってしまうという方が意外と多いものです。
はじめてぎっくり腰になったという方も同様に、夏という季節特有の気候や生活習慣の影響を受けています。
ご自身のぎっくり腰のタイプを理解して、体調管理していきましょう。
このブログでは、私の整体師としての知識と経験から夏のぎっくり腰について書いています。参考にしていただき、自分自身に合った適切なケアを選択してください。

夏のぎっくり腰の特徴

ぎっくり腰のタイプには大きく分けて2タイプあります。

1つ目
ぎっくり腰では急に強い痛みで動けなくなるタイプ
このタイプはピキッした走る痛みの後動けなくなります。

2つ目
初めは痛みが弱いけれども数時間から数日かけてじわじわと悪化して痛みが強くなるタイプこのタイプは身体のいずれかの部位に歪みやねじれが生じて動けなくなります。

専門的にいうとぎっくり腰になった際に身体では主に、脊柱起立筋などの腰を支える筋肉や筋膜の炎症、仙腸関節や腰仙関節などの関節を支えている組織の炎症などが生じている状態になります。

勘違いされている方が多いのですが、あくまでも腰そのものの弱さが原因ではありません。そもそもぎっくり腰になる方は普段から動作をする際の身体バランスが良くなく、腰に負担がかかる身体の使い方をしているというまずさというものがあります。

そこにたまたま何らかの動作をした際、腰に負担が集中して腰を支える筋肉の硬さや骨格など腰周辺のアンバランスが急激に進んでしまってぎっくり腰になるのです。

※中高年の場合、圧迫骨折のケースやヘルニアのケースがあります。数日(4日~5日以降)たっても全く軽減してくる様子が無い場合は、医療機関の受診が必要なことがあります。

夏のぎっくり腰4つの原因

動けなくなるほど、腰周辺がアンバランスになってしまう夏特有の原因は次の4つになります。

原因はどれか一つなのではなく、通常複数の原因が関係しています。また、急に原因となる事象が生じるというよりも蓄積によって生じるケースのの方が多いです。

【水分不足】

発汗やエアコン・扇風機等の風によって体表から水分が出て行ったり、水分の摂取不足が生じることによって夏場はどうしても身体の水分不足が生じやすくなります。

身体の水分が不足すると、神経や血液の流れが悪化したり筋肉の弾力が減少します。身体の脱水がひどくなると筋肉が壊れたりします。

【冷え】

冷房による身体の外側からの冷気や冷たい飲食物によって身体の内側からの冷えによって血液循環が悪化し、筋肉が硬くなりします。

【疲れの蓄積】

アルコールによる内臓への負担が増したり、食欲不振による栄養の摂取不足や栄養の偏り、添加物によりビタミン不足が生じ、 腰周辺の臓器の負担が増えて関連する筋肉が硬くなります。
また冷房の効いた室内と暑い屋外による寒暖差によって肉体的な疲労が生じます。
ストレスによっても精神的な疲労から自律神経により筋肉が緊張します。

【睡眠不足】

熱帯夜といった睡眠環境の悪化や寒暖差によって自律神経が乱れて睡眠不足になります。
睡眠不足は脳の機能低下を招き、肉体的なストレスや精神的なストレスとなって筋肉が硬くなります。

ぎっくり腰になる前兆

ぎっくり腰の前触れは、足のふくらはぎがつる事です。

足のふくらはぎの張りが強くなってきたり、足がよくつりだしたらぎっくり腰要注意です。
水分不足、ミネラル不足、冷え、疲れといったことがふくらはぎの筋肉の緊張や神経伝達の異常といった状態に表れはじめています。
ぎっくり腰になる可能性が高まってきています。

この前兆を感じたら、食事、睡眠、身体の動かし方の改善をして意識して身体を休めるようにしてください。

セルフケアでできること

痛みの強いぎっくり腰は2日目までは安静にして過ごします。この期間は痛みの出ない、出にくい姿勢をとるように過ごしましょう。
3日目からはできることから、少しずつ日常生活に戻して行くようにしてください。
できるだけ腰・骨盤部を立てた状態で膝の屈伸と使って動くようにします。すると以外と動けます。数日は骨盤・腰ベルトを使用してもかまいません。

まだ痛みがある時期に、ストレッチや筋トレといった運動はやめましょう。ローラーやボールといった道具を使って筋肉等をほぐすのも悪化する可能性があります。やめましょう。

ぎっくり腰の予防という意味で腰・骨盤ベルトを使用されている方がいます。これは、筋力を弱めたり、悪いバランスを定着させてしまったりします。やめましょう。

夏のぎっくり腰は整体で改善できます

夏のぎっくり腰は、上記のような原因となることを避けるよう過ごし方に気を付ければある程度は防ぐことができます。

しかしぎっくり腰になる方には、身体を休めてもストレッチをしても自力では良くならない身体の歪みがあるものです。
痛みがなくなったのと治ったつまり良い状態にもどったのとは、同義ではありません。
一度整体で身体の歪みを整えましょう。

どんなにきついぎっくり腰になっても、あきらめなくて大丈夫です。

一人で悩まず、整体にご相談ください。

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この記事を書いたのは
女性専門の整体院天使のわ 院長:田代幸美
Certifide Chiropractic Practitioner
Certifide Osteopath
Professional Craniosacral Practitioner
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