睡眠と体と整体
今や9人に1人の人が不眠症とも言われています。不眠とまではいかなくても睡眠になんらかのお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
その主な訴えは「なかなか眠れない」または「夜中何度も目が覚める」になります。
睡眠が満足いくだけ取れない原因は
心の疲れだけでなく
身体の過度の疲労
身体のバランスの崩れといったことも関係しています。
生活を見直し、身体を整えそして子供のころのような自然な睡眠を取り戻してみませんか。
理想的な睡眠について
健康的な心身を保つうえで必要な睡眠時間はおおよそ7~8時間と言われています。
理想的な睡眠は疲労を回復させそして心を落ち着かせて、心身を最適な状態に整えます。
過不足のない睡眠をとることは、食事・運動・睡眠という健康に必要な3つの要素の中で最優先されるべきことです。
睡眠時には人体の生命維持に必要な生理活動行われています。それが4~5時間睡眠では足りないということです。
たとえば脳内では、脳脊髄液という体液が脳内を掃除し毒素をゴミとして処理するということを行っています。時間が足りないということが脳内に毒素がたまり続けるということです。脳以外の臓器、例えば心臓や血圧といったことでも同じように新陳代謝がうまくできず老廃物はたまり回復できない疲労が蓄積していくことになり、さまざまな不調病気の原因となります。
23時から0時までの間に眠れば、睡眠時に増加するホルモンによって食欲が適正に保たれたり、寝ている間の新陳代謝によって脂肪の燃焼が行われるため肥満の防止になります。
また睡眠時には、ストレスホルモンが取り除かれてネガティブな感情と記憶が整理されます。実際経験として一晩寝たら怒りがおさまっていたり、冷静に考えられるようになっていたりしますよね。
よく言われる睡眠に質についての議論がありますが、深い睡眠と浅い睡眠はその両者は役割が違いどちらの睡眠も人にとって必要不可欠なものです。睡眠は両者が交互に繰り返される一定のサイクルによって構成されているものになります。このサイクルの繰り返しによって心と体が整えられることになります。したがってどちらが睡眠の質がよくどちらが睡眠の質が悪いと言ったものではありません。
睡眠の質云々言う前に入眠から覚醒までの一定の睡眠サイクルを繰り返すだけの睡眠時間の確保が大切になります。
体と自律神経と睡眠
人体には概日リズムというものが備わっていて、一日の体内環境の変化がおよそ24時間で行われるようにプログラムされています。体内時計とも言われています。
この概日リズムによって脳と体を睡眠に導くホルモンの分泌が行われや体温の変化が起きて夜の眠りや朝の目覚めが行われています。
この概日リズムによって夜には活動レベルの下がり、朝から日中にかけて活動レベルの上がります。これは昼夜の活動いかんにかかわらず一定した一日のパターンに体内は調整されています。
これとは別に
眠気を高める脳内物質があります。起きている限り蓄積され一定量に達すると眠気を感じるようなっています。睡眠時間の量が足りれば蓄積されたものがすべて解消されるが、睡眠時間が不足していると一部解消されず残ってしまいそれに上乗せされる形で蓄積され続けます。
そのため睡眠不足の場合、午前中から眠気がある状態になってしまうのです。
本来は昼の光が届かない夜になるとあかりは少なくなり、活動レベルも低くなり、副交感神経優位の活動になって睡眠を誘発するホルモンがでる仕組みになっている
それを寝る直前までスマホを使用したりして人口に光で全力でホルモンの分泌を妨げている状態です
この概日リズムによって自律神経も昼間は交感神経が優位になり、夜は副交感神経が優位になるようになっています。
しかし身体自体の状態によって交感神経が過緊張状態から解放されなかったり、副交感神経が十分働けない状態になると概日リズムに合った活動レベルに身体がならず睡眠がうまく取れないことになります。
また逆もまたしかりで、睡眠不足が続くと交感神経の過緊張状態が続いてしまうことになるのです。
そうなるといつまでたっても体は緊張状態になってしまい、休めることができなくなってしまうのです。
睡眠と寝具の関係
睡眠時には気持ちが落ち着いていることも大事ですが、それと同じくらい体が休める状態(上記でいうところの副交感神経優位)になっているということが必要です。
身体が休める状態というのは体が十分弛緩し、体温、呼吸や血圧、心拍が落ち着いた状態ということです。
良い眠りのために心と体の状態を整えるために、まずは睡眠の環境を整えることが大事になってきます。
例えば固い床の上に薄い敷物しか敷いていなかったり、柔らかすぎて身体が沈んだり、寝返りが十分打てないような敷物で寝るといった状況では、睡眠時におこる筋肉に弛緩が十分できません。
また寝ていても体の一部が浮いていたり、力が抜けない、スペースが狭い、動物や子供と寝ているといった状況も体が十分弛緩しないため睡眠しづらくなります。
寝具が暑かったり、寒かったりすると深部体温の調整がうまくいかず睡眠しづらくなります。
これまで、寝具では寝ていないという方々に何度も出会いました。例えば、ソファーや座椅子、ビッグビーズクッションといったもので寝ているそうです。そういったもので寝ている方は良い睡眠がとれないどころの話ではなく、体がガチガチにこり固まり疲れも取れず痛みを抱えて日中の活動にまで影響がでていらっしゃいました。
寝起きの方が疲れている、寝起きに体の痛みが強いといったことがあるようであれば、体重や身体の硬さと寝具の硬さがあっていない可能性があります。
寝具を見直してみるとすんなり快適な睡眠がとれるようになるといったこは珍しいことではありません。
冷え症と睡眠
概日リズムに合わせて1日の中で人の体温には上下します。
ここでいう体温は体表温度ではなく深部体温のことです。
昼間にいったん上昇した体温が、夜になると頭・手・足から放出されて体温が下がりはじめます。
このいったん上がった体温が下がり始めるというタイミングが「眠くなる」状態です。寝ている間は体温は低く保たれています。
しかし冷え症の人は、この体温調節がうまくいかず、日中も体温が上がらない状態が続きます。夜になると、これ以上体温が下がるのを防ぐため、熱の発散を抑えてしまっているのです。
本来なら、体温が変動することで睡眠の準備ができるのですが、その変動がないため眠気が起きない状態になってしまっています。
また冷えるからという理由で寝室内の温度が高い状態だと自然な体温の低下が起きず、これもまた眠気が起きない状態になってしまいます。
睡眠時に手足が冷えたままの状態だと十分放熱がされません。手足を温めると放熱されるため体温が下がり入眠しやすくなります。
また睡眠前の入浴は体表の温度を上げると、体表にある血管から放熱されるため入眠しやすくなります。
睡眠のためのセルフケア
睡眠に満足していない方は、まずは次のことに取り組むことをおすすめします。
知らず知らずのうちに自ら睡眠を奪うことを課していませんか?
【概日リズムを整える】
毎日の就寝時間、起床時間を同じにする、または少なくとも起床時間を同じにする。
寝だめをしない
規則正しい食事
太陽の光をあびる
【眠気を抑制しない】
カフェインの摂取をやめる
→カフェインが含まれている飲食物
コーヒー・エナジードリンク・ダークチョコレート・アイスクリーム・コーラ・紅茶・緑茶・抹茶・鎮痛剤・デカフェ飲料(通常のものの15~30%カフェインが含まれています)
飲酒をやめる
背中をほぐすストレッチをする
【ぐっすり眠るための環境づくり】
灯りをすべて消す
寝る前にスマホ・タブレットを使用しない
寝室の室温を涼しいくらいにする
睡眠は整体で改善できます
整体で睡眠の状態を整えることができます。
心身をゆるめ体の緊張を取り除きストレスを軽減します。
自律神経を整えます。
交感神経は主に背骨の背中から腰部にかけて分布、副交感神経は頭、首、骨盤回りに分布しています。
この神経に分布している頭から背骨、骨盤にかけてのバランスが崩れてくると、自律神経の制御もうまくできずバランスが乱れてしまいます。
整体では、これらのバランスの崩れを整えるよう頭部、頚部、背中から腰、骨盤にかけて施術をしていきます。
冷えや血流、めぐりの改善し、自然に体温が日内変化するように整えていきます。
迷ったり悩んだりしているのなら、まずはご相談ください。
すでに睡眠のためのお薬を飲んでいるという方もご相談ください。
――――――――――――――――――――――――――――――
この記事を書いたのは
女性専門の整体院天使のわ 院長:田代幸美
Certifide Chiropractic Practitioner
Certifide Osteopath
Professional Craniosacral Practitioner
――――――――――――――――――――――――――――――
睡眠を改善する整体を受けたい方へのご案内はこちら
【コース・料金】
初回検査料3000円+施術料6600円
ただいま、初回検査料3000円を無料にさせていただいております。
初めての方へ
天使のわのは、家事、育児、お仕事に忙しい女性のための整体院です。
そして疲れていたり、こり、痛みやしびれ、更年期の症状、自律神経の失調など辛いところのある方のための整体院です。
そんなあなたの心と体にしっかり向き合い、毎回全身をみていき、より少ない回数で、より快適な状態になれるようにと考えたお時間の設定となっております。
【アクセス】
※さらに詳しいアクセスはこちら
住所:高槻市氷室町2丁目2-8エンジェルシップB号室
駐車場:無料駐車場あり