3か月以上続く腰痛を一日も早くスッキリさせたい
日本人のおよそ80%が生きている間に腰痛を経験すると言われています。
そんな腰痛ですが重篤な病気がなければほとんどの腰痛は、日に日によくなっていき手術などの治療がなくても自然に治っていくものです。
しかしなかなか良くならない腰痛があります。それを慢性腰痛と言います。
デスクワークが多く、運動不足の現代人にとっては生活習慣によるものが多いのではないでしょうか。
社会情勢によって在宅ワーク人口が増え慣れない仕事環境によって、腰痛持ちの方にとっては毎日腰が悲鳴を上げている状況かもしれません。
私は、それぞれの腰の痛みについての疑問を解消し、1日も早く快適に過ごしていただきたいとの思いでこの記事を書いています。
目次
腰痛は病名ではなく症状名
腰痛や腰痛症というのは病名ではなく、症状名なんです。
腰痛というのは、身体になんらかの疾患があったり、身体に無理がかかって腰部に痛みという症状が出ている状態という事です。
医療機関では、想定される腰痛の原因特定に必要な検査をして所見をまとめて診断名が付けられるという事です。
診断名には、例えば椎間板ヘルニアとかすべり症とか脊柱管狭窄症とかが付くことになります。
腰痛はその発生からの期間によって急性腰痛、亜急性腰痛、慢性腰痛の3つに分かれます。
急性腰痛はぎっくり腰のように痛くなってから数日から4~6週間くらいまでもの。
3か月以上痛む場合が、慢性腰痛になります。
慢性腰痛の中で診断のつく腰痛の例には次のようなものがあります。
腰椎椎間板ヘルニア
腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)
腰椎分離すべり症
すべり症
変形性腰椎症
はっきりとした原因のない腰痛
ただし、日本人の腰痛の85%は、はっきり診断名のつかない腰痛であると言われています。
ある程度年齢を経ると椎間板ヘルニアや脊椎狭窄症はたいていの人が持っています。
これは退行性変化といわれる40歳以上の加齢による変化や繰り返しの動作による労働や姿勢が関係しています。
これは人の体では加齢により次のようなことが起きていて致し方無いことです。
●骨と骨の間にあるクッションの役割をする椎間板が水分を失い、クッションの役割を担えなくなる
●骨や筋肉も次第に柔軟性や強度を失っていく
しかしヘルニアが出ていることや狭窄している事自体が痛み原因であると特定できる腰痛は少ないようです。
実際のところヘルニアが大きく出ていて、狭窄があっても全く腰痛を感じない人もいます。
このように腰痛のうち痛みの原因がはっきり特定できないものを非特異的(ひとくいてき)腰痛と言います。
病院に行って、これは「ヘルニアですね」とか「狭窄症(きょうさくしょう)ですね」と言われるかもしれないとちょっとビクビクしながらレントゲン撮影やMRI検査を受けたり、はたまた血液検査までされたという方もいるかもしてませんが
それにも関わらず「何も腰痛の原因は見当たりませんでした」と言われて、安心とともに「じゃあなぜこんなに痛いの?」と疑問がわいてくるのかもしれません。
病院に行ったほうがいい腰痛
腰痛のほとんどが病院に行っても原因特定されないなら病院に行かなくてもいいのかというとそうではありません。
痛む部位は腰であっても、重篤な病気が潜んでいることがあるからです。
重篤な脊椎病変は重度の骨粗鬆症、腰椎圧迫骨折、腫瘍、脊椎への細菌感染、炎症性疾患、先天奇形といったものがあります。
内臓疾患では例えば腎盂炎、尿路結石、子宮内膜症、ガンといったこともあります。
血管の病気では閉塞性動脈硬化症や大動脈解離といったことで腰部が痛むこともあります。
このように腰痛と言いましても実は病気で腰に痛みがでているということがあります。
●普通じゃない痛み
●吐き気を伴うもの
●夜中もうずくように痛む
●日に日に痛みが増すように感じるら
このようなことがあったら早めに病院に行かれることをお勧めします。
腰の痛みそのものの原因
病気や診断名がはっきりとつかなかったけど、腰痛がなかなか良くならない場合
痛みの出ている腰部では次のようなことが起きていると考えられます。
1、脊椎のゆがみやズレ
2、筋・筋膜・靭帯の緊張
3、神経・血管の圧迫や牽引
5、内臓疲労
6、心因性
といったものが一つまたは複数がからんで起きています。
いずれも検査すればわかりそうなものですが、検査では見れないわずかなものでもキツイ痛みを感じる事があります。
【医療機関の検査で異常はないと言われたのに痛むケース】
医療機関での画像検査は、ほとんどが骨や神経に問題あるかどうかの検査が中心にになります。
腰痛には筋肉・筋膜の緊張によっておこる関節の動きの悪さといった事が原因の腰痛があります。
しかしこのような原因の腰痛は画像診断ではよくわからない事が多いんです。
動きで痛みが出る腰痛や姿勢で痛みが変わる腰痛も、動かしながら画像検査することができないので、医療機関ではそういった原因を特定することが難しいようです。
異常値と言えるほどの悪さはないが痛みが強くでている場合があります。
精神的ストレスによる腰痛は、因果関係を明確にする検査がない。
腰痛になる体の使い方
これらの例は慢性腰痛方の多くが悪化させている意識なく、無意識のうちに、そしてむしろ楽になると思って行っている事です。楽な姿勢のつもりでも、体は常にゆがんだり緊張しています。
こういったことが腰痛を悪化させている可能性があります。
腰痛になる体の使い方の例です。
運動のし過ぎ
ジャンプ
継続的な振動(長時間車や電車に揺られる)
腰をひねる運動
腰をひねった姿勢の持続
足先が内向きになっている人に多いお尻を左右に回旋させるように振りながら歩く歩き方
長時間同じ姿勢・同じ動きの繰り返し
動きっぱなし、ないし歩きすぎ
座っりっぱなし、寝ころんでいる時間が長い
腰痛が悪化する可能性のある姿勢の例です。
足をクロスして立つ
足を組む
胸を張って腰をそった姿勢
うつむいて背中を丸めた姿勢
頭から先に前に前に向かう姿勢
浅く腰かけて背もたれにもたれた姿勢
【腰に無理のかからない姿勢】
立っている時は
骨盤を立てて、頭の頭頂部の中心とお腹のへそ下を輪切りにした中心と両足の土踏まずの間が一直線上に並ぶようにします。
座っている時は
坐骨が座面につくようにして座り骨盤を立てて
頭の頭頂部の中心がお腹のへそ下を輪切りにした中心が一直線上に並ぶようにします。
胸ははらない、腰も反ったり丸くなったりしない背中を楽にした姿勢が腰に無理のかからない姿勢です。
そり腰と猫背の腰痛
姿勢のクセによって腰痛になる事があります。
その代表的なものが反り腰と猫背です。
反り腰
反り腰になると骨盤は前に傾きます。
また腰部は縮み、お腹側が伸ばされます。
猫背
猫背になると骨盤は後ろに傾きます。
また腰部は伸ばされ、お腹側が縮みます。
反り腰で腰に痛みが出ている場合
背骨の軸より後方に問題が起きます。
椎間関節、脊柱管狭窄症、分離症といったものになりやすいです。
後ろの関節面が圧迫される、椎間孔神経の穴をつぶす、負担が大きすぎて背骨の後ろ部分が骨折します。
また背部にある筋肉・筋膜や靭帯が縮んで痛みが出ます。
猫背で腰に痛みが出ている場合
背骨の軸より前方に問題がおきます。
椎間板ヘルニア、仙腸関節
椎骨の前に負担が増加椎間板がつぶれる、仙腸関節が安定しないゆるい状態
背部にある筋肉・筋膜や靭帯は必要以上に伸ばされて痛みが出ます。
冷えると痛む腰痛
寒くなったり、体が冷えるとと腰が痛むことがあります。
これは寒冷痛と一般に言われるものです。
寒さや冷える事で関節のある部位に感じる痛みの事です。
寒くなって体が冷えると血流が悪くなります。
血流が悪くなると、体内の代謝が悪くなります。
すると排出されなかった疲労物質や老廃物といった痛みの原因となる物質が溜まり、コリや痛みが生じることになるのです。
腰痛の予防・改善にになるもの・ならないもの
「すでに腰痛があって良かれと思ってやっていることが本当に役に立っているのか」
「以前腰痛があって再発しないように防止したいと思ってやっていることが本当に予防になっているのか」
との疑問のお答えしたいと思います。
【運動】
腰痛がある場合は安静にするより、運動したりして活動する方が早く改善します。
腰痛がない状態で予防目的で運動することである程度は腰痛は予防できます。安静や運動不足により腰痛が発生する可能性は増す。
【腰痛ベルト/コルセット】
腰痛がある場合には、痛みをやわらげ、動きの改善につながり短期的には腰痛改善までの期間を短くしたり再発予防になります。
長期に使用すると、腰を支える筋肉が弱くなったり背骨を固くします。
腰痛がない状態で、予防目的で装着しても予防効果はないです。
【患部を冷やす】
腰痛がある場合には、筋肉の緊張や運動の不足によって血行不良が起こっています。
その結果老廃物の蓄積、発痛物質の放出、酸素不足、栄養不足が起き、痛みが発生しています。そのため冷やすという行為は改善が遅れます。
患部がカッカッして炎症が起きている場合には炎症が収まるまでは冷やすのも有効です。
【痛み止めの薬・湿布】
強い痛みのために、やむを得なく痛み止めの薬を飲んだり、湿布を貼ったりといったことが必要なこともあります。
しかし、痛みがあるにも関わらず痛み止めの薬を飲んだり湿布を貼ると痛みがわからなくしてしまいます。
すると痛みによって身体の組織がこれ以上傷むのを防ぐという本来人に備わっている自己防衛の仕組みを無視して身体を動かしてしまうことになります。
その結果さらに傷がついて腰痛を悪化させてしまうことになります。
腰痛を整える
なかなか抜け出せない腰痛はつらいものです。
【整体で整える】
天使のわの整体では体全体を整えていきます。
●腰の痛みに影響を与える背骨、骨盤や股関節、膝、足関節のゆがみによる変位による関節・骨のズレ・ゆがみを整えます。
●腰の痛みの影響を与える軟部組織(軟骨・筋肉・筋膜・皮膚)を整えていきます。
なかなか良くならない場合は
一人で悩まず、整体にご相談ください。
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この記事を書いたのは
女性専門の整体院天使のわ 院長:田代幸美
Certifide Chiropractic Practitioner
Certifide Osteopath
Professional Craniosacral Practitioner
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ただいま、初回検査料3000円を無料にさせていただいております。
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