膝痛が楽になる整体 階段・小走り・外出の不安がなくなる

膝は痛くなると活動範囲が制限され、女性が老化を感じる痛みの1つです。
またスポーツや転倒といったアクシデントの際の怪我、産後の子育てでも痛めやすい部位になります。
もう年だからとあきらめたり、合わない筋トレをしてこじらせたりしている方もいるのではないでしょうか。

私は、膝の痛みを解消しいつまでも自分の足で歩きたいという方の役立ちたいという思いでこの記事を書いています。

膝関節の構造

膝は大腿骨という太ももの骨と脛骨という膝から下の骨、そして膝蓋骨という3つの骨からできていています。
膝は大腿骨と脛骨によって大腿脛骨関節と大腿骨と膝蓋骨によって膝蓋大腿関節という2つの関節からなりたっています。

膝関節は筋肉によって動かすことが可能になります。
また筋肉、関節包、靭帯によって安定性が保たれています。
半月板には膝関節にかかる荷重負荷を吸収する役割があります。
関節軟骨は硬い骨どうしが直接ぶつかり合わないように衝撃吸収と滑りをよくするという役割をしています。
※軟骨はレントゲン撮影では写りません。

関節中には滑液という関節液があります。
滑液には潤滑油のよう役割と血管のない膝関節の部位に血液のかわりに栄養を供給する役割があります。

膝関節の役割

膝関節には、体を支える役割と下腿(膝から足のくるぶしまで)を動かす役割があります。
下腿を動かすことによって、立ったり、歩行や座る、立ち上がる、しゃがむといったことが可能となります。

膝関節の基本的な動きは、曲げると伸ばすの二つになります。
そこに少し回旋の動きが加わります。

【膝が最も安定する状態】
膝から下が最も安定する状態は、膝が正面を向いた状態で足の示指が外側に向いている状態になります。

膝関節の痛みの原因

【膝関節の痛みを引き起こす病気やケガ】
膝関節の痛みを引き起こす病気やケガには
加齢といった経年的な変化
怪我といった外傷
使いすぎ、運動不足による炎症
肥満による負荷
ストレス
腫瘍
といったものがあります。

このようにそもそも痛くなった原因は、加齢、使いすぎ、運動不足、肥満、怪我、病気によるものです。

【膝に痛みが出ている時の体の状態】
それでは膝に痛みが出ている時に体はどのような状態になっているのでしょうか。

骨盤のゆがみや骨格のバランスの崩れによって膝関節への負荷が偏ったり
そして筋肉の緊張・固さ、筋力不足、筋力のアンバランスによって膝関節への負担が増えた状態になっています。

筋肉は骨と骨をつないで動きを作りだしています。
その筋肉が緊張して縮んで固まっているために痛みが出ています。
筋肉は縮むと骨を引っ張って骨をずらしてしまいます。
なのでレントゲン撮影をすると骨と骨の間である関節の間が狭くなって、骨がゆがんで見えているのです。

【本当に軟骨が減ると痛みがでるのか】
よく医療機関でレントゲン画像を見て「軟骨が減っていますね」と言われたり「軟骨が減って痛み出ていますね」と言われたりするようですが
本当に軟骨が減って痛みがでるのかというと

軟骨には神経や血管が通っていないので軟骨が減っても痛みは出ません。

膝に痛みが出ている時は
膝関節の安定性を担っている膝のまわりの筋肉やスジが衰えたり硬くなって、サポートする力が弱くなったりバランスが悪くなって膝への負荷に偏りがでる状態になっています。

筋肉が柔らかくなり本来の働きができるようになれば関節の隙間が広くなってきます。
そして筋肉が柔らかいと軟骨が減って多少関節の隙間が狭くなっていても痛くないのです。

ただし軟骨は大変滑らかなものですが、軟骨に負荷がかかって減ってくると関節の動きが悪くなったり、重くなったりします。そして減り続けると最終的には骨や半月板を傷めてしまうことになります。

【膝関節を傷めやすい動き】
足底が地面についた状態で下腿が固定され屈曲した膝を急に回旋または伸展
急な方向転換
膝立ち
足のつま先より、膝が内側に向いている状態
年齢に合わない負荷の強い運動も膝にかかる負担が相当増えます。

【運動不足と膝関節の痛みの関係】
運動不足になると
筋力低下になって膝周囲の安定性を保つことができなくなり、歩行をはじめとする動きによる衝撃から膝を守ることができなくなってきます。

関節軟骨にも悪影響が出ます。
関節軟骨には血管が通っていませんが、関節の中にある関節液から栄養の供給を受けています。運動不足になり膝の動くが少なくなると関節液の循環が悪くなり関節軟骨の栄養が不足してしまいます。

関節が硬くなり動きが悪くなります。
運動不足になり膝の動きが少なくなると膝関節の動かせる範囲が少なくなり、正座や膝を伸ばすことができなくなってきます。

膝に水がたまる

加齢や体のゆがみ、体の使い方によって必要以上に負荷が加わります。
負荷が大きくなった分だんだん膝関節の隙間が狭くなってきます。
すると関節内の軟骨に摩擦や衝撃といった負荷が増加します。
その結果関節内は耐え切れず炎症が起きます。
関節に溜まった水は、骨や軟骨がさらに傷ついてしまわないように狭くなってしまった関節の隙間を広げるために出て、炎症をおさえようとしています。

使いすぎが原因で靭帯や腱が骨に付着するところでは、膝の曲げ伸ばしによって靭帯と骨の摩擦が生じて炎症が起きることがあります。
炎症が起きている時に水は溜まり腫れます。水は炎症をおさえるために溜まります。

膝関節と体重の関係

膝が痛む時に、よく言われるのが体重が重いから。
本当に体重と膝の痛みに関係があるのかというと
実は、立ったり歩いたりすると膝には体重以上の負荷がかかっているのです。

立っている時は体重の1.1倍、平地歩行では体重の2~3倍、階段昇降では体重の3~4倍、走るのは体重の5倍以上、ジャンプではもっと大きな衝撃が加わっています。

少なく見積もっても
体重50キロの人で歩行は100キロ、階段は150キロ、走ると250キロ以上の負荷がかかっていることになります。
ですから体重が重いと相当な負荷になります。

膝関節の中で痛くなる部位と体のバランスの関係

膝関節の周囲が痛む場合、膝関節だけが悪くなっているのではない。
多くの場合、膝関節の上下にある骨盤、股関節、足首の状態の影響しています。
つまり膝関節は骨盤、股関節、足首と絶妙なバランスを保ってはじめてスムーズな動きが可能になります。

【膝の内側が痛む】
膝関節の構造上、最も安定性に乏しいため加齢、運動不足による痛みや怪我での損傷の好発部位になります。
股関節や骨盤、足首の状態が影響します。

【膝の裏側が痛む】
硬くなると膝を曲げようとするとロックがかかったり、正座しようとすると膝裏が詰まったように感じたりつっぱって正座しづらくなります。
腰と骨盤、足首の状態の影響をうけます。

【膝の外側が痛む】
ランナー膝、歩くとすぐ疲れる、長く座るとつらい
膝関節とふくらはぎ、足首の状態が影響します。

【膝のお皿のまわりが痛む】
膝立ちをすると痛みが走る、膝お皿のまわりに痛みが出る
膝蓋骨そのものと太もも前面の状態が影響しています。

O脚・X脚と膝関節の痛み

膝関節は人体でも大きな荷重関節です。つまり関節の中でも体重のかかる関節になります。
体重のかかるラインが荷重軸になります。

正常な状態では荷重軸がほぼ膝関節の中心を通るため関節に均一な荷重がかかり負荷が少なくてすみます。
それに対してO脚では荷重は膝関節の内側にかかり、X脚では膝関節の外側に荷重がかかることになります。
膝関節に均一に荷重がかからないことによって、関節の中にある軟骨が均等に減らず最終的には変形性膝関節症になってしまいます。

【O脚、X脚でおきる膝関節の痛み】
O脚の状態では、膝関節の内側に圧縮する力がかかり外側には離開する力がかかり痛みが出ることになります。
X脚の状態では、膝関節の内側に離開する力がかかり外側には圧縮する力がかかり痛みが出ることになります。
さらにO脚、X脚は骨盤のゆがみまたは足のゆがみを伴い、股関節と膝を曲げたり伸ばしたりする筋群に過剰な負荷がかかり痛みが出ます。

膝関節を整える

【膝関節に痛みがでる原因】
そもそもは膝関節に痛みが出るようになったのは、 加齢といった経年的な変化、怪我といった外傷、使いすぎ、運動不足、肥満による負荷の増加が原因になっています。

まずはそもそもの原因となっている生活習慣の改善をし負担を軽減するよう改善していただくことが大事です。

【整体で整える】
天使のわの整体では
膝関節に影響を与える骨盤や股関節、足関節のゆがみによる変位、筋肉のアンバランスによる関節のズレ・ゆがみを整えます。
さらに不具合が起きているさまざまな膝関節周囲の骨格、軟部組織(軟骨・筋肉・筋膜・皮膚)
を整えていきます。

なかなか良くならない場合は
一人で悩まず、整体にご相談ください。

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この記事を書いたのは
女性専門の整体院天使のわ 院長:田代幸美
Certifide Chiropractic Practitioner
Certifide Osteopath
Professional Craniosacral Practitioner
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